
2026年4月から、カーボンプライシングの手法の一つである排出量取引制度(Emissions Trading System)が、自主的なフェーズを終え、日本で本格始動します。対象企業300–400社に参加が義務付けられ、日本の温室効果ガス(GHG)排出量の約6割をカバーするカーボンニュートラル実現に向けた中核的な政策になります。
本レポートでは、日本版排出量取引制度(GX-ETS)の仕組みを概説し、炭素価格の見通しなどについて分析しています。
目次
はじめに
本レポートのポイント
1. GX-ETS導入まで
- これまでの検討の経緯
コラム1 排出量取引制度(ETS)とは
コラム2 関連する既存の制度 - GX-ETSの創設と制度設計のプロセス
- GX-ETSの3つのフェーズ
2. 第1フェーズ
- 第1フェーズの仕組み
コラム3 直接排出量と間接排出量 - 第1フェーズの暫定評価
3. 第2フェーズ
- 第2フェーズの仕組み
- 第2フェーズの流れ
- ベンチマークの設定方法
コラム4 ケーススタディ:発電部門の2030年度の削減見通し
4. 第3フェーズ
- 第3フェーズの仕組み
- カーボンプライシング水準の見通し
コラム5 移行債の償還スケジュールと償還資金の調達
コラム6 ガソリン価格への影響
5. 諸外国の制度との比較
6. GX-ETSの特徴とこれから
- GX-ETSの特徴
- これからに向けて
おわりに
