2024年度は、3年に一度の「エネルギー基本計画」の見直しに向けた検討及び次期温室効果ガス排出削減目標を含む「国が決定する貢献(NDC)」の検討が始まります。
この機に、G7や国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)の国際合意を踏まえて、日本の気候・エネルギー政策を強化できるかが問われますが、政策の中身だけではなく、その審議プロセスが公正かつ透明に進められるかどうかということも非常に重要です。
そこで、本レポートでは、エネルギー基本計画を事例に政策決定プロセスに着目し、審議会資料等の公表資料に基づき、その実態について検証しました。
目次
I. 本レポートの目的:日本のエネルギー政策決定プロセスを検証する
II. 日本の気候・エネルギー政策の枠組み
III. エネルギー基本計画の審議構造と審議会等の運営
- 審議の場と設置根拠
- 審議会等の運営に関する指針
IV. エネルギー基本計画の決定プロセスの検証
- 検証の対象と特徴
- 第6次計画と第7次計画(見通し)の審議構造
- 検討経緯
- 委員構成
1) 業種
2)年齢
3)性別
4)スタンス
Ⅴ. まとめ